イノベーションは見えないヘルメット!! 自転車用エアバック

昨年の夏に、ライトウェイプロダクツジャパンより

自転車用のエアバック「HODING(ホーディング)1.0」が発売されました。

自転車用エアバッグ

自転車用エアバッグ

 

自転車乗車時に、これを首に巻いておけば、

転倒して衝撃を受けた際に

瞬時に膨らんで頭部を保護します。

 

重量は790グラムと軽く、

内臓のセンサーが衝撃を感知すると、

0.1秒で膨らみます。

エアバッグ自体はナイロン製で強度が高いので、

アスファルトにたたきつけられても大丈夫です。

動力は内蔵バッテリーを使用し、

USB端子から充電できます。

1000 回以上のスタントライダーを使ったクラッシュテストを行い、

モーションセンサーにより事故と、

段差や急ブレーキ時など通常の衝撃を区別しています。

価格は65,100円です。

以下のライトウェイプロダクツジャパンのサイトより、

エアバッグの動作する画像を見ることができます。

エアバッグの動作する画像

 

この製品、完成したのを見ると

「ああ、そうか」と思いますが、いざ作るとなると

技術的には自動車よりも数段難易度が高くなります。

自動車の場合、自動車がぶつかってから、

乗員がフロントガラスなどにぶつかるまで、

わずかな時間があります。

そこで衝撃を加速度センサーで検知して、

素早くエアバッグを開くことができます。

ところが自転車で転倒した場合、

エアバッグを開くきっかけとなる衝撃がありません。

ライダーが地面にたたきつけられて衝撃が発生した時には、

エアバッグが開いてなくてはならないからです。

そのためにスタントライダーを使ったクラッシュテストを

1000 回以上の行い、様々な角度の加速度の変化を

モーションセンサーで検知して判断しています。

そしてもし誤作動してもライダーの視界を確保するために、

前面は覆わなくしています。

 

顔面の保護を考えれば、前面も覆った方がいいのでしょうが…。

虚無僧の傘

虚無僧の傘

その場合、時代劇の虚無僧の傘のような感じでしょうか。

これはこれで、見た目のインパクトはありそうです。

 

このように技術的にかなり高い難易度を克服して

製品化されました。

動画の中で、不可能と言われたこのエアバッグを

あきらめずに粘り強く開発して製品化した様が語られています。

何よりビジネスとして成功するかどうか、

リスクの高い製品を開発し商品化したことに頭が下がります。

今は高価で製品も大きいですが、さらに技術が進歩し

低コスト・小型化すれば多くの人が使うかもしれません。

 

何より、この技術ヘルメット以外にも壊れては困るものに利用できます。

あなたなら、この技術で何を守りますか。

 
 

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