パナソニックが2期連続黒字、パナソニックの創設者 松下幸之助氏の言葉、商売戦術30箇条を考える

パナソニックが2015年3月期の連結当期純利益が

1400億円になると発表しました。

前年同期は1204億円で、最終黒字は2年連続となりました。

このパナソニックの創業者の松下幸之助氏の回想録を読んでいたら、

面白い資料を見つけました。

「松下電器連盟店経営資料」(昭和11年1月から発行)の創刊号に載っていた資料です。

商売戦術30箇条

第1条 商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。

第2条 お客様をじろじろ見るべからず。うるさくつきまとうべからず。

第3条 店の大小より場所の良否、場所の良否より品の良否。

第4条 棚立上手は商売上手。小さい店でゴタゴタしている方却って良い場合あり。

第5条 取引先は皆親類にせよ。これに同情を持ってもらうか否か、店の興廃の分るル処。

第6条 売る前のお世辞より、売った後の奉仕、これこそ永久の客を作る。

第7条 お客様の小言は、神の声と思って何事も喜んで受け入れよ。

第8条 資金の少なきを憂うるなかれ。信用の足らざるを憂うるべし。

第9条 仕入は簡単にせよ。安心してできる簡単な仕入は繁盛のもとと知るべし。

第10条 百円のお客様よりは、一円のお客様が店を繁盛させるもとと知るべし。

第11条 無理に売るな。客の好むものを売るな。客の為になるものを売れ。

第12条 資金の回転を多くせよ。百円の資本も10回回せば千円になる。

第13条 品物の取り換えや返品に来られた場合は、売った時より一層気持ちよく接せよ。

第14条 お客の前で店員小僧を叱るくらいお客を追い払う妙手段はない。

第15条 良き品を売ることは善なり。良き品を広告して売ることはさらに善なり。

第16条 自分の行う販売がなければ、社会は運転しないという自負を持て。

そして、それ丈に大なる責任を感ぜよ。

第17条 仕入先に親切にせよ。そして正当な要求は遠慮なく云え。

第18条 紙一枚でも景品はお客様を喜ばせるものだ。付けてあげるもののない時は、笑顔を景品にせよ。

第19条 店のため働くことが店員の為になるよう、待遇その他適当の方法を講ずべし。

第20条 絶えず美しい陳列でお客の足を集めることも一条。

第21条 紙一枚でも無駄にすることは、それだけ商品の値段を高くする。

第22条 品切れは店の不注意、お詫びして後、「早速取り寄せてお届けします」とお客の住所を伺うべきである。

第23条 正札を守れ!値引きは却って気持ちを悪くする位が落ちだ。

第24条 子供は福の神-子供連れお客、子供が使いに来ての買い物には特に注意せよ。

第25条 常に考えよ、今日の損益を。今日の損益を明らかにしないでは床につかぬ習慣にせよ。

第26条 「あの店の品だから」と信用し、誇りにされるようになれ。

第27条 御用聞きは何か一二の品物なり、商品の広告ビラなりを持って歩け。

第28条 店先を賑やかにせよ、元気良く立ち働け、活気のある店に客集まる。

第29条 毎日の新聞の広告は一通り目を通しておけ。注文されて知らぬようでは承認の恥と知るべし。

第30条 商人に好不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ。

 

これに対して、松下氏はこう言っていました。

「もう忘れましたが。結局、こういうことを日々いっていたんですな。

当時はこういうことを、お客さんが来たらお客さんに言い、店員が来れば店員に、

小売屋さんの店主が来れば店主に『こうせないけませんよ』と絶えず言っていたんですね。

それで連盟店制度をつくった時、係りの者がまとめたんじゃないでしょうか。

これも社員のひとつの訓育ですからね。なかなかええことばっかり書いてある。

これさえ持っていたら大抵のことは間に合うよ。」

 

今見ても、小売りだけでなくビジネスや経営そのものに役立つものです。

これを見ると、時代は変わっても、ビジネスの基本的なところは不変であることがわかります。

ただ、この「商売戦術30箇条」販売店の経営者向けの為、

販売の心得と経営の心得が両方含まれているので、

以下のように自分なりにアレンジしました。

 

当社の経営の心得五箇条

第1条 社会に役立ち、人々のためになるものを提供する。利益はその報酬である。

第2条 ビジネスは対等、媚びず偉ぶらず、正当な要求はためらわずに言う。

第3条 働くことが日々の充実と成長の機会となる会社を目指す。

第4条 損益を常に明らかにし、いかなる環境でも利益の確保を考える。

第5条 「あの会社だから取引する」とファンになってもらえる会社を目指す。

 

当社の販売の心得五箇条

第1条 売る前より、売った後のサービスこそが当社のファンを増やす。

第2条 クレームは改善の機会、神の声と思って真摯に受け止める。

第3条 少額の顧客こそ大事にする。

第4条 売りたいものでなく、顧客のためになるものを売る。

第5条 値引きはしない。顧客に不公平であり、価格に対する信頼を失う。

 

30箇条を、二つの五箇条にアレンジするだけで自社の経営や販売について

大いに考えを深めることができます。

 
 

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