経済

社会の変革

なぜ経済は成長し続けたのか?これからどうなるのか?その2 ~貧しい国々の問題とアジアの発展~

このコラムの概要発展途上国の貧困の原因は、私有財産制度や支配者の不在、植民地化と部族間の対立、豊富な鉱物資源に依存したため工業化が進まないなどがあります。対して日本を含むアジアの国々は政府主導による「ビッグプッシュ型工業化」により製造業を中...
社会の変革

なぜ経済は成長し続けたのか?これからどうなるのか?その1 ~イギリスとアメリカの経済成長の原動力~

概要イギリスが19世紀に世界最大の経済大国になったのは、科学技術の進歩に加えて、高賃金と豊富な石炭があったためでした。これにより紡績の自動化や蒸気機関が発展しました。19世紀後半にはアメリカも賃金が上昇し機械化が進展しました。第二次世界大戦...
経営と戦略

「労働生産性向上と人材教育 その2」 ~企業が業績を高めるために必要な人材の確保と教育とは?~

低成長が続く日本は、再び成長するためには労働生産性を高めなければならないと言われています。そのため、国も労働生産性を高めるべく様々な努力をしています。では労働生産性が高まればGDPを増加するのでしょうか?これについては、「労働生産性向上と人...
経営と戦略

労働生産性向上と人材教育 その1 ~なぜ労働生産性の向上が必要なのか?~

バブル崩壊後、日本は低成長が続き、海外と比べて日本は相対的に貧しくなっています。日本が成長するには、労働生産性を高めなければならない、それにはイノベーションが必要と言われています。つまりイノベーション→労働生産性向上→GDP成長というわけで...
社会の変革

「中国経済の誤解 ~学ぶべきマクロ経済コントロールと今後の課題~ その2

中国経済については「不動産バブル」「シャドーバンク」などマイナスの面をことさら強調して、危機を煽り立てるような報道や書籍が目につきます。現実には、不動産バブルは崩壊せず、リーマンショックも乗り切って、成長を続けています。今回取り上げるトーマス・オーリック著「中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?」この本は、あえて政治には触れず、中国の指導者層の経済政策に焦点を当てて詳細に書かれています。この本から中国経済の巧みな運営とリスクについて2回に分けて説明します。2回目は中国のこれまでの経済運営と現在の課題です。
社会の変革

「中国経済の誤解 ~学ぶべきマクロ経済コントロールと今後の課題~ その1

中国経済については「不動産バブル」「シャドーバンク」などマイナスの面をことさら強調して、危機を煽り立てるような報道や書籍が目につきます。現実には、不動産バブルは崩壊せず、リーマンショックも乗り切って、成長を続けています。どのように中国の指導者層が困難を克服してきたのか、冷静な書籍や報道は多くありません。今回取り上げるトーマス・オーリック著「中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?」この本は、あえて政治には触れず、中国の指導者層の経済政策に焦点を当てて詳細に書かれています。この本を取り上げてこれまでの中国経済の巧みな運営と、今後のリスクについて2回に分けて説明します。1回目は中国の政治体制と、日本のバブル崩壊、アジア通貨危機から彼らが何を学んだかについてです。
社会の変革

政府債務がどれだけ増えても破綻しない? 話題の『現代貨幣理論』MMTを考える その2

近年、積極的に財政出動しても「財政は問題ない」という根拠として「自国通貨を発行できる国はいくら財政赤字を拡大してもデフォルトしない」というMMT(現代貨幣理論)があります。MMTはステファニー・ケルトン教授が提唱したもので、その一方従来の経済学者からは激しく批判され「ブードゥ―経済学」と言われました。MMTの主張は本当なのか?MMT推進派と反対派、双方の主張を取り上げました。2回目は、MMTの主張に対する反論です。
社会の変革

政府債務がどれだけ増えても破綻しない? 話題の『現代貨幣理論』MMTを考える その1

近年、積極的に財政出動しても「財政は問題ない」という根拠として「自国通貨を発行できる国はいくら財政赤字を拡大してもデフォルトしない」というMMT(現代貨幣理論)があります。MMTはステファニー・ケルトン教授が提唱したもので、その一方従来の経済学者からは激しく批判され「ブードゥ―経済学」と言われました。MMTの主張は本当なのか?MMT推進派と反対派、双方の主張を取り上げました。1回目はMMTの主張です。
社会の変革

世界恐慌 ~金融危機と通貨危機の同時連鎖はなぜ起こったのか?~

リーマンショックは100年に一度の危機と言われました。では100年前の世界恐慌は度のようなものだったのでしょうか?それはリーマンショックよりもはるかに大きなものでした。歴史の教科書には、第一次世界大戦後の好景気に沸くアメリカで投資バブルが発生、バブルがはじけたため、世界恐慌が発生したと書いてあります。当時の世界の置かれた状況は?各国の中央銀行はどう動いたのか?ヨーロッパ、アメリカ、日本の金融政策は?金本位制と金融政策、経済発展と通貨の役割、などを取り上げ、不況を本質について考えました。
社会の変革

グローバル資本とデフレの関係

円安で輸出企業の利益が増えても企業は内部留保を積み上げ、賃上げや設備投資は依然低調です。この日本のデフレについて、JPモルガン証券の北野一氏は、「原因は成長余力の乏しい日本企業がその実力以上に利益を出していることにある」と断言します。この北野氏の主張するデフレの原因について深掘りし、借入と資本と費用の関係と、購買力平価でみた時の実質為替レート、そして格差の拡大について考えました。