製造業の値上げ交渉に関する経営コラムのまとめ
製造業の値上げ交渉
原価計算から交渉まで実務コラム
いくら上げるのか、どう説明するのか、どう交渉するのかを順に整理します。
原材料費、人件費、電気代、運賃など、様々なコストが上昇する中、
製造業にとって値上げは避けて通れないテーマです。
実際に値上げに取り組もうとすると以下のような課題があります。
- 今の原価が本当に正しいのか自信がない
- いくら値上げすればよいのか、金額が分からない
- 取引先から値上げの根拠の資料を求められた
かつてのように「経費が上昇しているので10%値上げをお願いします」では、交渉が難しくなりました。
最初に原価を把握し、原価を元にコスト上昇分の金額を計算し、その上で顧客別に交渉の進め方を考える必要があります。
このページの読み方
- まず「原価を把握する」を読み、適正な原価を把握する
- 次に「コスト上昇と見積への反映」で値上げ金額とその明細を計算する
- その後「交渉の進め方」と「少し高くても受注する考え方」に進む
最初に読む3本
初めてこのシリーズを読む方は、まず次の3本から読み始めると全体の流れをつかむことができます。
原価を把握する
値上げが必要かどうかは、まず「今の価格で本当に利益が出ているのか」を確認するところから始まります。
材料費や外注費だけでなく、人件費、設備費、間接費、販管費まで含めて考える必要があります。
原価計算の基本を押さえるコラム
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1. 個々の製品の原価はいくらなのだろうか?
製造原価の基本構造を整理し、値上げのベースとなる「個別製品の原価」を考えます。 -
2. 我が社の人と設備のアワーレートはいくらなのだろうか?
人件費・設備費を時間単位の費用に置き換えるアワーレートの考え方を説明します。 -
3. 間接費用や販管費も原価に含まれるのだろうか?
間接費や販管費も含めて原価を考える必要性を整理します。
原価が曖昧な状態では、交渉で値上げの根拠を示すことが難しくなります。
コスト上昇と見積への反映
原価計算の基本を理解したら、次は「何がどれだけ上がったのか」を把握し、 それを見積や価格にどう反映するかを考えます。
コスト上昇と値上げ金額を計算する
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4. 人件費が上昇すれば原価はどれだけ上がるのだろうか?
賃上げが製品原価にどう影響するかを計算の考え方から整理します。 -
5. 電気代が上昇すれば原価はどれだけ上がるのだろうか?
設備で使う電力だけでなく、工場全体の経費上昇も含めて考えます。 -
9. 運賃が上昇すれば、いくら高くなるのだろうか?
運賃や梱包費の上昇を価格へどう反映するかを考えます。 -
8. 取引先から検査追加の要望があった。いくら高くなるのだろうか?
後から増えた検査や工程追加を、どのように価格へ織り込むかを考えます。
見積や価格に落とし込む
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6. 値上金額は見積書にどのように入れればいいのだろうか?
値上げ金額をどう記載するのか、見積書のつくり方を考えます。 -
7. この製品、いくらが正しいのだろうか?
原価を元に、個々の製品の自社にとっての適正価格を考えます。 -
15. いくら値上げするのが適切だろうか?
一度に大幅な値上げを要求すれば失注につながりかねません。適正な値上げ金額と交渉の現実を踏まえて考えます。 -
20. 値上げのチャンスとは?
短納期、仕様変更、他社ができない案件など、値上げしやすい場合を整理します。
いくら値上げすればいいのか、この計算ツールで試算すると、値上げの方針を立てやすくなります。
値上げ交渉の進め方
値上げ金額が分かっても、それだけでは交渉は進みません。
どういったステップで交渉するのか、顧客が気にする点は何か、値上げの決裁は誰がするのか、考える必要があります。
交渉の基本と社内の進め方
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10. 値上げ交渉は初めて、どう進めていけばよいのだろうか?
初めて値上げ交渉を行う場合の進め方を説明します。 -
11. なぜ社員に任せたら値上げ交渉が進まないのだろうか?
現場任せにすると進みにくい理由と、経営者が関わるべきポイントを考えます。 -
12. 取引先から値上の根拠を求められた。どうすればいいのだろうか?
値上げの根拠をどう資料にまとめ、どう説明するかを解説します。 -
16. 15年前の製品、赤字がひどくやめたい
長年据え置かれた赤字案件はどう対処するかを考えます。
交渉相手の立場を理解する
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13. なぜ取引先はアワーレートが高いというのだろうか?
顧客と仕入先でアワーレートの考え方が違う理由を説明します。 -
14. なぜ取引先は販管費が高い、利益が多いと言うのだろうか?
販管費や利益が高いと言われる背景と説明の仕方を考えます。 -
19. 下請法や国のガイドラインを値上げ交渉に活かす方法
国の制度やガイドラインを、交渉の後ろ盾として活用する方法を説明します。
厳しい場面への対応
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15. いくら値上げするのが適切だろうか?
一気に値上げするのか、段階的に進めるのか。交渉の現実を踏まえて考えます。 -
19. 下請法や国のガイドラインを値上げ交渉に活かす方法
相手との力関係が弱い場合、法律やガイドラインをどのように活用するのか説明します。 -
16. 15年前の製品、赤字がひどくやめたい
赤字が慢性化した案件の考え方を説明します。
少し高くても受注する方法
値上げすれば顧客は「ほかに安いところを探す」と言います。
取引先から見た時、価格以外で自社に発注するメリットを考えます。
他社より少し高くても受注できる会社は、顧客にとって価格以外のメリットがあります。
競争と値上げの関係を考える
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20. 値上げのチャンスとは?
値上げしやすい局面や、積極的に値上げできる条件をまとめました。 -
21. 少し高くても受注するには1 内製も含めた他の選択肢
競合他社や取引先の内製も含めて、どのように比較されているのかを考えます。 -
22. 少し高くても受注2 指値とコストダウン
顧客の指値やコストダウンの要求にどう向き合うかを考えます。 -
23. 少し高くても受注3 高い価格を受け入れてもらうには?
品質、管理体制、安定供給など、価格以外の価値を説明する方法です。
こんな方におすすめです
- 「他社がもっと安い」と言われる
- 価格だけで比較されてしまう
- 品質や管理体制の違いをうまく伝えられない
- 値上げではなく、新規見積や新規受注でも悩んでいる
値上げ交渉と新規受注の見積は、実はかなり共通しています。
品質・購買・原価理解
値上げの話は、最終的には「価格だけで選ぶと何が起きるのか」という問題につながります。
品質・購買・原価の考え方を理解すると、自社の価格をより説明しやすくなります。
品質の重要性を伝える
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24. 発注先の選定 品質の重要さ
価格だけで発注先を選ぶリスクと、品質が企業に与える影響を考えます。
購買側は何を考えているのか
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25. 発注先のコストダウン活動 購入品と加工品の違い
購買側のコストダウン活動と、加工品特有の難しさを説明します。 -
26. 購買のコストダウン活動2 原価の考え方
購買が原価をどう見ているのかを理解し、なぜ話がかみ合わないのか、理由を説明します。
関連して読んでおきたいコラム
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13. なぜ取引先はアワーレートが高いというのだろうか?
顧客と自社で原価の見方が違う背景を説明します。 -
14. なぜ取引先は販管費が高い、利益が多いと言うのだろうか?
価格に含まれる費用の見え方の違いを説明します。 -
23. 少し高くても受注3 高い価格を受け入れてもらうには?
価格以上の価値をどう説明するかを考えます。
ここまで読んで、次のステップは
ここまでのコラムで考え方は理解できても、実際は 「自社の場合はいくら上げるのか」「今の見積は本当に正しいのか」 不安になることが多いと思います。
自社の原価や見積の課題をどうすればいいのか知りたい方へ
コラムを読んでも「自社の場合はどう考えればよいか」が分からない場合は、 30分の無料で相談できます。
まずは、現在の状況、自社の原価や見積の課題、値上げの課題を解決する方向性を見つける入口としてご活用ください。



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