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原価計算・値上げコラム読者向け|無料ガイド

値上げ交渉で困らないために、
「根拠の作り方」を短時間で整理する

値上げの交渉で詰まる原因は、話し方よりも「数字の出どころ」が曖昧なことがほとんどです。
このページでは、製造業の値上げ判断に必要な“前提(物差し)”を、要点だけに絞って解説します。

※このページは「学びのためのガイド」です。いきなり相談や購入を求めません。必要な人だけ、後半で「無料PDF」や「書籍」を選べます。

2. 値上げ根拠は「計算」よりも、まず“前提”で決まる

値上げの根拠づくりは、式を増やすことではありません。結局は次の2つに集約されます。

  • A:増えたコストを、どこまで取引先に負担してもらうか(自社負担/相手負担/按分)
  • B:その判断を説明できる“数字の作り方”(誰が見ても納得できる前提)

Bを支える“前提(物差し)”でつまずく会社が多いです。典型例はこの2点です。

前提①:製品ごとの「手間(工数)」差をどう扱うか

工程の難易度、段取り、検査、手直しなど、“見えにくい工数”が見積に入らないと、 値上げ以前に「静かに赤字化」します。

前提②:「アワーレート」が“説明できる形”になっているか

交渉で疑われるのは「高い安い」ではなく、その時間単価が他案件にも同じように当てはまるかです。
そのために、アワーレートは 人/設備 を分けて考える必要が出てきます。

ここまでが「根拠づくりの骨格」です。次に、交渉が通る会社が実際に提示している“物差し”を見ていきます。
ここを押さえると、値上げの話が感情論から「条件と数字」に変わります。

3. 交渉が通る会社は「原価表」ではなく“物差し”を出している

値上げ交渉で「原価表」を出しても、相手の反応が鈍いことがあります。
理由はシンプルで、相手が本当に知りたいのは次だからです。

「その原価の出し方は、条件が変わったときも同じように説明できるのか?」

そこで交渉が強い会社は、原価表の前に“物差し”を示します。代表的には次の3つです。

① 工数の考え方(“どこまでを工数に含めるか”)

  • 段取り・検査・手直し・不良対応は、見積にどう入れるか
  • 「毎回起きるムダ」と「例外」を分けて扱えるか

② アワーレートの考え方(人/設備、稼働、間接費)

  • 人件費だけでなく、設備費(償却・電力等)をどこまで含めるか
  • 稼働率(稼げる時間)をどう置くかで単価は大きく変わる

③ 「適正価格」の考え方(継続に必要な費用まで含める)

  • 製造原価だけでなく、維持・改善・人材・投資をどう考えるか
  • “赤字案件を減らす”価格の置き方

この3点が揃うと、交渉がこう変わる

  • 「何%」の話から、「条件変更でいくら変わるか」の話になる
  • 相手が納得しやすい“比較可能な説明”になる
  • 値上げが一回限りではなく、継続的な改定の話に進む

ここから先は、会社ごとに「詰まる場所」が分かれます。
本を買って読むのは面倒という方は、まず短い無料PDFから入れます。

4. まず短く要点だけ(無料PDF)

「文章よりマンガの方が頭に入る」「まず流れだけ掴みたい」という方向けに、
値上げ交渉の“つまずきどころ”を、短く整理しています。

※目的は「全体像の理解」です。数字の置き方まで深掘りしたい場合は、次の書籍セクションへ進んでください。

5. もっと深く:書籍で体系化する(自社に当てはめるために)

「自社の場合はどう置けばいいか」「どこまで含めるべきか」まで整理したい場合は、書籍が最短です。
“物差し(前提)”の置き方を、順番に学べます。

個別製造原価の手引書【基礎編】 表紙

個別製造原価の手引書【基礎編】

まずは「前提(物差し)の考え方」を整理したい方向け

値上げ・見積の判断に必要な“土台”を整えるための入口。
計算式よりも「何をどう置くか」を押さえたい人に向きます。

個別製造原価の手引書【実践編】 表紙

個別製造原価の手引書【実践編】

「自社に当てはめる」運用の壁を越えたい方向け

前提を整えたあとに、見積・実績・改善へつなげる実務側。
“わかった”を“使える”に落とすときの詰まりを解消します。

中小製造業の『原価計算と値上げ交渉への疑問』にすべて答えます! 表紙

中小製造業の「原価計算と値上げ交渉への疑問」にすべて答えます!

日刊工業新聞社(参考)|値上げ交渉の“疑問”を整理したい方向け

交渉の場で出やすい疑問を、論点整理→説明の組み立てへ。
「何を根拠に話せば良いか」を体系的に押さえたい人に向きます。

中小製造業の『製造原価と見積価格への疑問』にすべて答えます! 表紙

中小製造業の「製造原価と見積価格への疑問」にすべて答えます!

日刊工業新聞社(参考)|見積のブレ・採算のズレを解きたい方向け

見積がブレる原因を「工程差・前提・配賦」の観点で整理。
“安全/危険”を見分ける判断軸を作りたい人に向きます。

※おすすめの読み方:
① まず「前提(物差し)」を整理 → ② 次に「自社に当てはめる」へ進むと理解が早くなります。

6. 学んだ内容を、見積・改善・値上げで「使える状態」にしたい方へ

ガイドやPDF・書籍で前提が整理できても、運用が属人化すると数字はすぐに崩れます。
見積・実績・改善・値上げを同じ前提でつなぎ、社内説明や交渉で迷わない状態にするには、 仕組み化という選択肢もあります。

※このページは「学び」が目的のため、相談や申込みCTAはここでは出していません。 まずは理解を整え、必要になったタイミングで検討してください。