組織と人材 企業不祥事と組織の問題 その5 ~スバル・日産の完成検査不正~ 国が定める基準に適合していることを国に代わってメーカーが行う「完成検査」で、日産は完成検査員の資格のない者が完成検査を行っていました。同様のことがスバルでも行われていました。さらにスバルでは燃費・排気ガス抜き取り検査において測定データ書き換えも行われていました。なぜこのようことが起きたのか、その背景には余裕のない人員配置とそれを解決するため現場が創意工夫する文化がありました 2025.02.10 組織と人材
組織と人材 企業不祥事と組織の問題 その4 ~三菱自動車の燃費不正~ 排気ガス、燃費などの不正が2000年以降相次ぎました。その原因はコンプライアンスの問題だけではありません。そこで「企業不祥事と組織の問題 その3 ~日野自動車の排気ガス、燃費不正~」で取り上げました。今回は三菱自動車で起きた燃費不正について、第三者委員会の調査報告書から掘り下げて考えます。 2025.01.22 組織と人材
組織と人材 企業不祥事と組織の問題 その3 ~日野自動車の排気ガス、燃費不正~ 2022年3月4日、日野自動車株式会社(以降、日野自動車)は中型・大型トラック用エンジンの認証試験で不正があり、対処車種の出荷停止したことを発表しました。さらに2022年8月3日の国土交通省の立ち入り検査で、小型トラック用エンジンで不正が発... 2024.10.30 組織と人材
組織と人材 企業不祥事と組織の問題 その2~工学倫理と問題を起こす組織~ 企業不祥事は社会に大きな損失を与え企業の存続に関わります。これに対しコンプライアンスとコーポレートガバナンスについて、企業不祥事と組織の問題 その1で説明しました。一方技術者は自らが関わった技術が誤って使われれば社会に多大な損害をもたらしま... 2024.08.18 組織と人材
経営と戦略 粉飾決算と経営破綻 その2~本業を補完する事業があだに~ 「粉飾決算と経営破綻 その1~激変する経営環境の変化と業績への圧力~」では、中小企業の粉飾決算や粉飾決算が経営破綻を招いた事例としてカネボウを紹介しました。カネボウもそうですが、1社で様々な事業を行うコングロマリットは、多くの事業があり子会... 2023.11.20 経営と戦略
経営と戦略 粉飾決算と経営破綻 その1~激変する経営環境の変化と業績への圧力~ 粉飾決算とは、会社の経営を実際より良く見せるために利益を過大に計上することです。逆に利益を過少に見せようとするのは逆粉飾といいます。なぜ粉飾決算を行うのでしょうか?その動機は、金融機関から借入を継続するため、配当や株価の維持するため、さらに... 2023.11.20 経営と戦略
技術革新 過去のイノベーションとデジタル時代のイノベーションについて ~まとめコラム~ 中小企業、製造業の今後の経営を考える上でイノベーションが重要なのは、自社がイノベーションを起こすという意味ではありません。イノベーションにより今までの市場が急激になくなってしまうことがあるからです。その結果、自社の主要取引先の事業が減少すれ... 2019.05.22 技術革新
経営と戦略 なぜ、万全の財務体質のトーハツが倒産し、ホンダが飛躍したのか? 真の経営戦略とは?半導体の敗戦、液晶テレビの劣勢、東芝の経営悪化など、かつて世界を席巻した日本企業の衰退がニュースになっています。これらの敗因について、経営戦略の視点から、各社の経営の問題点を指摘する記事も出ています。現実には、ビジネスでの... 2017.07.19 経営と戦略