原価と利益の仕組み

5.値上げの進め方(値上げ判断と金額)

9. 値上げの根拠を求められたとき、何を示せばよいのか?

このコラムの概要製造業の値上げ交渉では、具体的な根拠の提示が不可欠です。「コストが上がったから」だけでは不十分です。原材料費、人件費、エネルギーコスト、運賃、品質向上への投資といった各項目の変動を、過去のデータや市場動向を基に数値で明確に示...
品質とコストの改善

複雑化する社会やシステムとヒューマンエラー その2 ~複雑化するシステムの問題を食い止める組織とは~

【コラムの概要】複雑化するシステムにおけるヒューマンエラーを防ぐには、問題の早期発見、適切な意思決定、そして組織の学習文化が重要です。操作の見える化や警告の階層化で問題を早期に発見し、主観的確率区間推定法やペアワイズで適切な選択を構造化、ま...
品質とコストの改善

複雑化する社会やシステムとヒューマンエラー その1~複雑化するシステムと密結合が起こす事故~

【コラムの概要】現代のシステムは複雑化し、些細な失敗が連鎖的に大事故へつながる。スリーマイル島や中華航空機事故のように、人の誤操作、設計思想の違い、組織文化の問題などが複合的に絡み合い、「ノーマルアクシデント」として避けがたい事故を引き起こ...
2.原価計算の基本(正しい原価の考え方)

8. 設備のランニングコストとは?原価への入れ方

【概要】設備のランニングコストは、使用・維持で発生する変動費です。電気代、消耗品、修繕費、保守契約料などが含まれます。製品生産に比例するものは材料費、設備稼働に比例するものはランニングコストと区別します。電気代は実測か定格から推測し、高額な...
品質とコストの改善

なぜ人は忘れるのか、記憶のメカニズムと特徴

【コラムの概要】人の記憶はコンピュータと異なり、忘れたり変質するため、事故や不良の原因となる。記憶には感覚・短期(ワーキングメモリ)・長期の種類があり、それぞれ保持期間や特性が異なる。特に長期記憶も変容し、経験や状況により誤った記憶が形成さ...
4.見積と価格の決め方(適正価格と利益)

5. 材料費・人件費が上がったとき、価格はどう変えるべきか

原材料や人件費など製造業の原価は、近年上昇しています。鋼材など資源やエネルギーが世界経済の成長に伴い需要が増加し、それに対し供給が不足し価格が上昇するからです。石油のように産油国の供給調整と投機マネーの流入のため価格が大きく変動するものもあ...
6.原価管理の仕組みづくり(実務・運用)

3. 標準時間と余裕時間はどう使い分けるのか|原価との差異を見る考え方

ある製品の見積を計算する際、その製品がどれだけの時間で製造できるか、時間の情報が必要です。これが標準時間です。標準作業と正味時間大量生産や多品種少量生産でもリピート生産する製品は、作業手順(あるいは加工方法)は決まっています。この決まった手...
6.原価管理の仕組みづくり(実務・運用)

2. 稼働率と可動率はどう違うのか|原価管理で見誤りやすいポイント

製造業は、人も設備も実際に製造している時間だけが「お金を生んでいる時間」です。下図に示すように朝礼や会議などはどれだけやっても生産量は増えない、つまり「お金を生まない時間」です。 稼働率とは? 稼働率は、就業時間に対するお金を生んでいる時間...
6.原価管理の仕組みづくり(実務・運用)

1. 不良の損失はどう考えるのか|件数ではなく金額で見る原価管理

トヨタ生産方式では、不良は最大のムダと言われています。当たり前ですが、使えないものを生産していては利益は出ません。不良を減らすために現場は常に努力をしているのですが、現実には不良は中々なくなりません。不良の原因には様々なものがあります。例え...
2.原価計算の基本(正しい原価の考え方)

14. 販管費とは?見積と利益にどう影響するのか

【コラムの概要】販管費は販売費と一般管理費の合計で、営業や管理部門の人件費、広告宣伝費、事務費用などが含まれる。製造原価とは区別されるが実質的には生産活動に不可欠で、原価の一部と考えられる。製品別には製造原価に販管費レートを掛けて配分し、見...