現場で役立つ原価のはなし

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【原価と見積の疑問】2.直接原価計算の方が良いと言われたが?

【原価と見積の疑問】1.間接費用の分配とは?では間接製造費用の分配について述べました。一方売上が不足する場合、在庫を増やせば利益を増やせます。なぜ在庫を増やせば利益が増えるのでしょうか。全部原価計算での利益財務会計の原価計算が全部原価計算だ...
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【現場で役立つ原価のはなし】9. 間接費の分配とは?その1

【コラムの概要】製造原価の大部分を占める間接費とは、製造に直接関わらない工場の経費や間接部門の人件費です。品質管理や製造環境の高度化により、その割合は増加傾向にあります。間接費は多くの固定費を含み、生産量の増減で製品ごとの原価が変動します。...
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【現場で役立つ原価のはなし】 7. アワーレート(設備)とは?その3 設備のランニングコスト

【概要】設備のランニングコストは、使用・維持で発生する変動費です。電気代、消耗品、修繕費、保守契約料などが含まれます。製品生産に比例するものは材料費、設備稼働に比例するものはランニングコストと区別します。電気代は実測か定格から推測し、高額な...
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【実務における原価の疑問】 37 値上げ交渉と国の支援策

原材料や光熱費の上昇は利益を大きく減少させます。こうした中企業が存続するには値上げは不可欠です。しかし顧客はなかなか値上げを受け入れてくれません。この値上げ交渉に必要なポイントについて「中小企業の原価計算と見積 値上げ交渉のポイント1 顧客...
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【実務における原価の疑問】 36 値上げ交渉のポイントと進め方

「中小企業の原価計算と見積 原材料、人件費の上昇と製造原価への影響」で述べたように、原材料や光熱費の上昇は、利益を大きく減少させます。利益の出ない低い価格を強要され、設備の更新や採用ができず、廃業する企業もあります。従って企業が存続するため...
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【実務における原価の疑問】 35 原材料、人件費の上昇と原価への影響

原材料や人件費など製造業の原価は、近年上昇しています。鋼材など資源やエネルギーが世界経済の成長に伴い需要が増加し、それに対し供給が不足し価格が上昇するからです。石油のように産油国の供給調整と投機マネーの流入のため価格が大きく変動するものもあ...
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【実務における原価の疑問】 34 標準時間と余裕時間

ある製品の見積を計算する際、その製品がどれだけの時間で製造できるか、時間の情報が必要です。これが標準時間です。標準作業と正味時間大量生産や多品種少量生産でもリピート生産する製品は、作業手順(あるいは加工方法)は決まっています。この決まった手...
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【実務における原価の疑問】 33 稼働率と可動率

製造業は、人も設備も実際に製造している時間だけが「お金を生んでいる時間」です。下図に示すように朝礼や会議などはどれだけやっても生産量は増えない、つまり「お金を生まない時間」です。 稼働率とは? 稼働率は、就業時間に対するお金を生んでいる時間...
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【実務における原価の疑問】 32 人のアワーレート その2 派遣社員、間接作業者と稼働率

現場で人が1時間作業した時の費用 アワーレート(人)の計算方法を「中小企業の原価計算と見積  人のアワーレートはいくらなのだろうか?」で説明しました。ここでは、その続きとして現場の派遣社員、間接作業者の費用と稼働率について説明します。派遣社...
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【実務における原価の疑問】 31 不良の損失金額はどのように計算するのか?

トヨタ生産方式では、不良は最大のムダと言われています。当たり前ですが、使えないものを生産していては利益は出ません。不良を減らすために現場は常に努力をしているのですが、現実には不良は中々なくなりません。不良の原因には様々なものがあります。例え...