意思決定

組織と人材

行動を支配する8つの要素その1 ~心理学・行動経済学から学ぶ人を動かす方法~

日常の買い物から経営の意思決定まで、私たちは日常様々な場面で自ら考えて判断をします。しかし冷静に考えて正しい判断をしたはずなのに後から考えるとそう思えないことがあります。「なぜこれを買ったのだろうか」そこには第三者の承認への誘導が働いている...
組織と人材

企業の組織と日本の共同体文化の問題 その2~欧米型の組織論と共同体文化の衝突~

「企業の組織と日本の共同体文化の問題 その1」~組織の種類と特徴、組織の問題とは?~ で、組織の種類と特徴について述べました。ところがこの組織と、古来からの日本の共同体文化は相反するものがあります。これが日本の組織の問題の根源です。それはど...
組織と人材

企業の組織と日本の共同体文化の問題 その1~組織の種類と特徴、組織の問題とは?~

頻発する企業不祥事や法令違反、時には社会問題になり、企業には多大な損害が生じます。そこで多くの企業がコンプライアンス遵守に取組んでいます。それでも不祥事は後を絶ちません。なぜでしょうか?コンプライアンスの遵守と強化とは、管理と統制の強化です...
社会の変革

「中国経済の誤解 ~学ぶべきマクロ経済コントロールと今後の課題~ その2

中国経済については「不動産バブル」「シャドーバンク」などマイナスの面をことさら強調して、危機を煽り立てるような報道や書籍が目につきます。現実には、不動産バブルは崩壊せず、リーマンショックも乗り切って、成長を続けています。今回取り上げるトーマス・オーリック著「中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?」この本は、あえて政治には触れず、中国の指導者層の経済政策に焦点を当てて詳細に書かれています。この本から中国経済の巧みな運営とリスクについて2回に分けて説明します。2回目は中国のこれまでの経済運営と現在の課題です。
品質とコストの改善

複雑化する社会やシステムとヒューマンエラー その2 ~複雑化するシステムの問題を食い止める組織とは~

その1はこちらで参照いただけます。併せてご覧ください。複雑化する社会やシステムとヒューマンエラー その1 ~複雑化するシステムの問題を食い止める組織とは~現代は様々なシステムが複雑化し、さらにシステムの中でそれぞれの機能が密接に結合していま...
品質とコストの改善

複雑化する社会やシステムとヒューマンエラー その1~複雑化するシステムと密結合が起こす事故~

現代は様々なシステムが複雑化し、さらにシステムの中でそれぞれの機能が密接に結合しています。そのため、些細な失敗が失敗の連鎖を生み、思いがけない事故になってしまいます。小さな失敗と思いがけない事故スリーマイル島原子力発電所事故1979年3月2...
社会の変革

「中国経済の誤解 ~学ぶべきマクロ経済コントロールと今後の課題~ その1

中国経済については「不動産バブル」「シャドーバンク」などマイナスの面をことさら強調して、危機を煽り立てるような報道や書籍が目につきます。現実には、不動産バブルは崩壊せず、リーマンショックも乗り切って、成長を続けています。どのように中国の指導者層が困難を克服してきたのか、冷静な書籍や報道は多くありません。今回取り上げるトーマス・オーリック著「中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?」この本は、あえて政治には触れず、中国の指導者層の経済政策に焦点を当てて詳細に書かれています。この本を取り上げてこれまでの中国経済の巧みな運営と、今後のリスクについて2回に分けて説明します。1回目は中国の政治体制と、日本のバブル崩壊、アジア通貨危機から彼らが何を学んだかについてです。
組織と人材

「組織に存在する『空気』とは何か?その2」~誤った意思決定と同調圧力の原因を考える~

多くの人は、当たり前のように「空気を読み」、指示されなくても「空気」に従い行います。時には、これが企業不祥事やパワハラの一因になります。この空気の正体は何でしょうか。「組織に存在する『空気』とは何か?その1」~空気による支配と誤った意思決定...
組織と人材

「組織に存在する『空気』とは何か?その1」~空気による支配と誤った意思決定を考える~

「空気を読む」を辞書で引くと「『その場の雰囲気を察すること、暗黙のうちに要求されていることを把握して履行すること』などを意味する表現」とあります。(実用日本語表現辞典より) 私たちの多くは、この「空気を読む」ということを当たり前のように行い...
経営と戦略

『直感』による意思決定はうまくいくのか?

適切な意思決定を行うには「多くの選択肢を比較し、結果を予測し、意思決定に結果影響を受ける人や組織を考慮するべき」と言われています。しかし実際の意思決定はどのように行っているのでしょうか。案外「直感」で行っているのではないでしょうか。 直感は...