社会の変化

組織と人材

企業不祥事と組織の問題 その5 ~スバル・日産の完成検査不正~

国が定める基準に適合していることを国に代わってメーカーが行う「完成検査」で、日産は完成検査員の資格のない者が完成検査を行っていました。同様のことがスバルでも行われていました。さらにスバルでは燃費・排気ガス抜き取り検査において測定データ書き換えも行われていました。なぜこのようことが起きたのか、その背景には余裕のない人員配置とそれを解決するため現場が創意工夫する文化がありました
経営と戦略

「労働生産性向上と人材教育 その2」 ~企業が業績を高めるために必要な人材の確保と教育とは?~

低成長が続く日本は、再び成長するためには労働生産性を高めなければならないと言われています。そのため、国も労働生産性を高めるべく様々な努力をしています。では労働生産性が高まればGDPを増加するのでしょうか?これについては、「労働生産性向上と人...
経営と戦略

労働生産性向上と人材教育 その1 ~なぜ労働生産性の向上が必要なのか?~

バブル崩壊後、日本は低成長が続き、海外と比べて日本は相対的に貧しくなっています。日本が成長するには、労働生産性を高めなければならない、それにはイノベーションが必要と言われています。つまりイノベーション→労働生産性向上→GDP成長というわけで...
社会の変革

社会の変革

技術だけでなく、人口、国家、金融など様々な面でも変化が起きています。 ここではそういった社会面での変革を取り上げました。 (タイトルをクリックすると記事に移動します。) 社会環境と制度 「SDGsの真実1」~環境だけじゃない。17の目標と温...
社会の変革

「中国経済の誤解 ~学ぶべきマクロ経済コントロールと今後の課題~ その2

中国経済については「不動産バブル」「シャドーバンク」などマイナスの面をことさら強調して、危機を煽り立てるような報道や書籍が目につきます。現実には、不動産バブルは崩壊せず、リーマンショックも乗り切って、成長を続けています。今回取り上げるトーマス・オーリック著「中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?」この本は、あえて政治には触れず、中国の指導者層の経済政策に焦点を当てて詳細に書かれています。この本から中国経済の巧みな運営とリスクについて2回に分けて説明します。2回目は中国のこれまでの経済運営と現在の課題です。
社会の変革

「中国経済の誤解 ~学ぶべきマクロ経済コントロールと今後の課題~ その1

中国経済については「不動産バブル」「シャドーバンク」などマイナスの面をことさら強調して、危機を煽り立てるような報道や書籍が目につきます。現実には、不動産バブルは崩壊せず、リーマンショックも乗り切って、成長を続けています。どのように中国の指導者層が困難を克服してきたのか、冷静な書籍や報道は多くありません。今回取り上げるトーマス・オーリック著「中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?」この本は、あえて政治には触れず、中国の指導者層の経済政策に焦点を当てて詳細に書かれています。この本を取り上げてこれまでの中国経済の巧みな運営と、今後のリスクについて2回に分けて説明します。1回目は中国の政治体制と、日本のバブル崩壊、アジア通貨危機から彼らが何を学んだかについてです。
社会の変革

「SDGsの真実2」~温暖化に対する様々な意見と温暖化対策の難しさ~

実は、環境問題は背景に政治的、思想的な対立があり、一筋縄ではいきません。しかも二酸化炭素排出削減は、EVや太陽光発電よりももっと大きな問題があるのに、それについてはほとんど報道されていません。そこで地球温暖化と二酸化炭素排出量の関係はあるのか?二酸化炭素排出量削減に本当に必要なことは何か?SDGsと環境問題の本質について2回に分けて考えました。2回目は、地球温暖化に関する議論と、発電、自動車以外の二酸化炭素排出問題についてです。
社会の変革

「SDGsの真実1」~環境だけじゃない。17の目標と温暖化対策の目標~

持続可能な開発、低炭素化社会の実現、などSDGsに関して、様々なキーワードが報道されています。しかしSDGsと言われてもピンと来ない方も多いのではないでしょうか?ではSDGsとはどんなものなのでしょうか?実は、環境問題は背景に政治的、思想的な対立があり、一筋縄ではいきません。しかも二酸化炭素排出削減は、EVや太陽光発電よりももっと大きな問題があるのに、それについてはほとんど報道されていません。そこで地球温暖化と二酸化炭素排出量の関係はあるのか?二酸化炭素排出量削減に本当に必要なことは何か?SDGsと環境問題の本質について2回に分けて考えました。1回目はSDGsの17の目標についてです。
技術革新

カオス理論が常識を覆す~バブルは再発し、野生動物は激減する、難解なカオス理論を易しく解説~

金融工学の理論上、バブルは起きないことになっています。ではなぜ起きないはずのバブルが起きるのでしょうか?あるいは、近年のカツオやサンマの不漁が話題になっていますが、これは中国など他国の乱獲が原因なのでしょうか?私たちの身近に起きる問題につい...
社会の変革

組織の進化形『ティール組織』

企業は階層型の組織をつくり「上司と部下」の関係で仕事をマネジメントします。しかしこういった従来のマネジメントはうまく行っているとは言い難く、上司と部下のコミュニケーションは不十分、パワハラの問題、部下の意欲の低下と退職など多くの問題が起きています。この従来の組織に対し「管理をしない」ティール組織が話題になっています。はたしてティール組織は未来の組織なのか、一過性のものなのか。フレデリック・ラルーチ著「ティール組織」から組織と管理について考えます。